2018/11/03

重たいものが動いた時、そこに力が生まれている - ランニング動作論2

10/26夜, ウェルビーイング・ラボ by MAKES ランニング講座を開催。このプロジェクトは100年人生を幸せに生きるヒントを提供してゆくのだけど、1つの軸で、市民アスリートの支援もしていきたいなと企画してみた。

前回ブログ「スポーツ動作を説明するということ」では、
"「質の高い練習」とは、まずは「質の高い動作を導く練習」である "
とさらっと書いた。質問とかいただいていないから、みんなよくわかったのかな?
「じゃ、質の高い動作って何ですか?」
と僕が訊いたら、どう答えますか?

そんな会話をしてみたいな、と企画した講座。というか、ふだん書いてる話ってどれくらい伝わってるのかな? と確かめてみたい気持ちもあって。(実際伝わっていないこと多かった、、)
「なにそれ? そんな話今聞いた!」という方、まずはフェイスブック https://www.facebook.com/wellbeing.labo いいね!」かフォロー」ください。いいね!の方が強度が強く、更新情報が表示されやすいようです。(Facebookは書いても表示されない投稿が多いから)
質の高い動作、とは、まずは物理法則に沿っていること。

僕の考えでは、ニュートンの運動方程式、「質量×加速度=力」という仕組みに大きなヒントがある。理科のテストではこの式に数字を入れて計算したけど、アスリートに必要なのは「起きている事実」として理解すること。つまり、
重たいものが動いた時、そこには力が発生している。
重たいもの、とはランニングとバイクなら、まず思い浮かぶのは脚。タニタ体組成計によると体重62kgの僕は片脚11-12kgらしい。(どこで切断するんだ?)

ということは、ランニングなら、ヒザを前に振り出して、振り子のように重力に任せて接地すれば、脚だけで10kg米袋、もしくは、2Lペッドボトル6本入りの箱をヒザの高さからドスンと落としたときのパワーが発生しているわけだ。体重40kg台とかの軽量女性でも大差はなく、せいぜい1本2本のペッドボトルを抜いたくらいで、その重量感は変わらない。

バイクのペダリングとは、そのペットボトル入りダンボールを、時計11時あたりから前に投げ下ろすパワーだ。この重力感を無視した筋稼働は無理。

それ以上に重たいのは体幹。どこで切り取るかにもよるけど、骨盤まわりだけで15kgとか20kgとかになるのではないだろうか。実際には身体の各パーツは連動するから数字に意味はなくて、要するに、とても重たいのが体幹。スイムはこの使い方で大きな差が出る。

だから体幹から順に考える。
いいかえれば、重たいものから順に考える。

よくある誤解は逆だ。
手足の末端の動きをマネしてしまう。
いいかえれば、軽いものから順に考えてしまう。

それは無理だよね。よくある「フォアフット論争」の無意味さも結局はここに尽きる。もちろん、マラソン2時間6分の選手が5分、4分、と目指すならまた別の意味もあるけど、あなたはそうですか?

以前からブログで書いてきたランニング技術についてのいろいろな考えも、軸はこういうことだ。フェイスブックで紹介した猫の大ジャンプ動画も仕組みは同じ。これをランニングの腕振りに応用した話はいずれ書こう。
しつこく書いておくと、早くしっかり書いて欲しい方はフェイスブック https://www.facebook.com/wellbeing.labo 「いいね!」フォロー」を。たくさんあれば早くしっかり書いて、ライブもまたやります!
なお自然界の法則によれば、生き物は年をとる。先日ハロウィンで逆らって13年前に(ネット内で)戻ってみたのだけれど、結論として、生き物は年をとるということがよくわかった笑
だったら加齢した生き物なりにパフォーマンス出していこう、という話は、改めて。

1 件のコメント:

  1. むーたろう2018年11月4日 14:17

    年末規制の際に、ぜひ愛知でもセミナーしてください。

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